スタッフのタケちゃんがマレーシアへ研修に行って来たので、皆さんにもご報告ニャ〜!
「マラッカってオランダの感じ」
【一日目】クアラ・ルンプールに着いた・・・んだろうな。
これで入国できたのかどうかすらわからない。 行き先すら決めていない。どうなるんだこの旅。
【最初の目的地ペナン】
自由に動けるのは4日間と半日。
自分史上一番の無計画旅行(あ、研修だ) がまさか初のひとり海外になるとは。
先日友人知人に「マレーシアだとどこがオススメ?」と訊いた時、 様々な声が返ってきた。
「東海岸はワイルドだぜ」
「KLは都会」
「ペトロナスツインタワーは有名」
「象をチャーターするなら、連絡先教えるよ」
「とっておきの情報です!マレー語の「アラマ」は日本語の「 あらまぁ」と同じ意味!」等々・・。
そんな中「ペナンだ!」という力強いたむちゃんの声に耳を傾けて、ペナン島に行くことにした。
【裏切りのペナン】
飛行機の中で調べるに、 ペナン島はマレーシア2番目の観光地らしい。
ビーチがあり、屋台の美味しさが有名、 イギリスの植民地であったジョージタウンは世界遺産にも登録され ているという話だ。
11:15。ペナンの空港に到着。 英語を話せないのでタクシーチケットを買うのにも一苦労。なんとかタクシーに乗りジョージタウンへ出発。
ガイドブック(など、元来本当に当てにならないと思っているが) を見て見つけたニョニャ料理の店「ホットウォク」 へと行ってみることにする。
タクシーで着いたジョージタウンのオーザムホテルから歩いて8分 ほど。
そこにホットウォクはある。・・・はずだった。 地図に書いてあるはずの場所を見てもホットウォクはない。
周りをぐるりと一周するが、やはりない。裏切られた・・・。
ホットウォクがあるはずのそこには「肉骨茶王(バクテーキング) 」と書かれた看板が掲げてあった。 なんかのゲームのボスみたいな名前だ。
くそう。しかたない。もうここで食ってやる!・・・ とはならないのが、変に頑なこのタケちゃん。
「ニョニャ料理の別の店に行ってやる!」
【歩こう歩こう私は元気】
店を探して歩く。とにかく歩く歩く。
夜はジョージタウンの有名な屋台街であるガーニードライブへ行こ うと考えていたので、 昼は屋台じゃなくてちゃんとした店で食べたい。
しかしニョニャっぽいところが見当たらない。
ピザ。中華。タイ料理など、いろんな屋台、 レストランは眼につくがニョニャ料理がない。
「四の五の言わずにニョニャらせろ!」 と叫びたくなったけどここはマレーシア。変なことは出来ない。 さて歩く歩く。
しかしもうへとへと。やはり暑い。スコールにも降られ、 髪もからズボンまでズブ濡れ。
12時にジョージタウンに着き、 かれこれ4時間くらいは歩きっぱなしだ。心が折れそう。
そんな時タケちゃんの目の端を捉えた『北海ラーメン』の文字。 いやいや、ここまで来て日本のご飯かよ。
ないでしょ。いやいや。いやいやいや。。。
といいつつ店に吸い寄せられるタケちゃん。 心を見事に捕らえられてしまったようだ。
【裏切りのペナン再び】
一階の感じを見ると綺麗な店内。 日本でやってもスタイリッシュだと思えるような内装だ。 こんなラーメン屋、なかなかない。
二階にあがると、カウンターとボックス席があった。 一階とは雰囲気が違うが、落ち着ける感じだ。
木の床に白い壁。 天井からは赤い大きなボンボンのような中国風の電飾がぶら下がっ ている。和中折衷とでも言おうか、 そこはやはりラーメン屋だからか。
「イラッシャイマセ、コンニチワ、アリガト~」 カウンターに座ると店員さんが挨拶をしてくれた。
現地の店員さんも日本語が少し話せるようだ。 日本語を随分ながいこと聞いてなかったような気がしていたので、 和んだ。さっきまでの歩き疲れが少しだけ癒えた気分だ。
「メニューデス」とおしぼりと箸、 そしてお通しを目の前に置いてくれた。
へえ、 おしぼりなんてラーメン屋で出すなんて気が利いていますね。 しかもお通しまで。
んでメニューは・・・まあスパイシーとんこつで決まりでしょ!・ ・と、ん?
とりあえず
・枝豆
・だし巻き卵
・自家製塩から
・小エビのからあげ
etc
一品
・肉野菜炒め
・ホルモン炒め
・トンカツ
・ゴーヤチャンプルー
etc
ご飯&麺
・ラーメン
・チャーハン
・お茶漬け
etc
あれ、これって・・・居酒屋??
えーと。。ビール飲みたいな。。 喉がカラっから。。ドリンクメニューがないな・・。
( この時点でスパイシーとんこつラーメンをすでに忘れている)
と戸惑っていると
「いらっしゃいませ~。ありがとうございます~。 お席座りにくくないですか?大きなお席に移動しますか?」
あ!日本人!そして、こ、この方は・・・!
これが、あの、数は少なくないが種類は多く、 世界に分布していて世の男性の心を捉えて離さない・・・
しかしお互いの好みが合わないとなかなかゲットすることは難しい という・・・
『綺麗なおねえさん』だー!綺麗なおねえさんは好きですか? 好きです!
この時彼女の笑顔の背後から後光が射していたのは言うまでもない 。
前日の夜から移動の連続。歩きっぱなし。 初めての海外ひとり旅で言葉も通じずナーバスになっていた。
嗚呼、 そんな僕の心を解きほぐしてくれたのは紛れもなくあなたです綺麗 なおねえさん。
「あ、はい、移動します~ありがとうございます! ビールありますか?」
「生はアサヒがありますよ~」
「じゃあそれを。あと、だし巻き卵とねぎのぬたを」
「はーいお待ち下さい~」
運ばれて来たねぎぬたを食す。あ、美味しい! こんなところでこんなものを食べれるなんて!
(全くだ。 あんなにニョニャニョニャ言っていたのにと今の私なら怒りたい。 さらにはスパイシー豚骨まで忘れて!)
その後も、餃子、セロリとにんにくの醤油漬け、 焼き鳥5本盛り合わせなど日本の居酒屋と変わらないメニューを食 べ尽した。
店内ではスタッフの子供らしき7歳くらいの子が走り回っていたり 、誰かのバースデーを祝っていたり、 どこかのカフェみたいだと思った。
お会計の際におねえさんと話してみると、 ここのお店のオーナーは日本人でお客さんの9割が日本人だそうだ 。
青梅出身だというおねえさんにマレーシア情報を聞き、 お礼を述べて店を後にした。
【期待はずれホテル】
その後、今晩の宿探し。今回の研修のテーマの一つとして「 ランクの高いサービスを受けてくる」というものがあるので、 目星の付けていた高級ホテルに飛び込みで掛け合う。
・・・・も、Tシャツにジーパン、バックパックのこの格好で、 そんなホテルには相手にされないようだ。
一応値段だけを聞いて、2件のホテルで笑われながら断る。 一件目はそれほど高くはなかったのだが、様子見で保留。 二件目は高かった。
三件目で当たったのがそこそこリーズナブルな中級。この時点で「 一日目の今日は妥協、旅の後半にKLで高級ホテルに泊まろう」 というプランが出来上がりつつあったので、ここに決定。
しかしここがサービスがよくない。
ルームサービルでビールを頼むも、30分以上やってこない。 有料のWi-Fiもつながらない。質問しても、 帰ってくる答えも理解できない(これはおれの英語力のなさか)
はあ。。。もう屋台に行こう。
【ガーニードライブ】
ホテルから歩いて10分程にあった屋台街、ガーニードライブ。 活気がある!闇夜に煌々と光る明かり!人の多さ! こういうところでアジアの粗野な力強さを感じる。
サテうまそー!システムがよくわからないながらもなんとか注文。 ビールを煽りながらながら食す。
他にもさつま揚げのようなもの、かき氷とフルーツのデザート、 海鮮をスープで煮て食べる串など美味しそうなものが沢山あったが 、屋台街の熱気・パワーにやられて疲れてしまった。。 疲れついでに写真を撮るのも忘れてしまった。失態。 帰路に着いてもう寝よう。
帰りがけのコンビ二でビールとハーゲンダッツ(クレーム・ ブリュレ)を買い、一日を終了。このハーゲンダッツがやたら美味しかった。
つづく 文責:藤村勇人
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