2012-07-18

タケトinマレーシア2日目ニャ〜


8:30起床。部屋は日本のビジネスホテルとそう変わらないが、バス、トイレも清潔。ゆったりと寝ることが出来た。中級ホテルでは朝食のバイキングも期待できないが、TOUMAIのキッチンを預かる身としては偵察に行かない訳にはいかない。何せ今回は研修だ。マレーシア料理なんかもありそうだしそこらへんを楽しみにしつつ、コーヒーを飲みがてら、朝食会場へ向かうとしよう。

朝食会場で席に通され、バイキングを見に行く。な、なんだこれは!!・・・こんなに食べるものがないのか!!??
皿を手に取りうろつくも、ほとんど食べるものが残っていない。TOUMAIの店内の三倍ほどの会場にあふれる人・人・人。それに対して、おかずがナイ、ご飯もない、ナイナイばかりで切りがない。
・・・・・バクテー、ハム、スクランブルエッグ、プロウンミー、ガーリックチキンフライドライス・・・それらがあったであろう形跡だけは認められるみものの、食べ尽されている。わたしより後に入って来た人も呆然とするばかりだ。と、その時、やっつけ仕事のように足される、焼きそば、食パン、サラダ、フレンチトーストのようなものたち。。。そんなもの日本でも食べれますよ。。(昨日ラーメン店に入った私が言える身ではない。)
しかたなしにサラダ、焼きそば、フレンチトースト、オレンジジュースなどで少しの朝食と摂った。このフレンチトーストが意外と美味しくて、驚いた。まあこれでよしとしましょう。。

【紙一重で行ったバス】
夕べからいろんなプランを考えた。2日目の今日マラッカに行き一泊。3日目でマラッカを周りクアラルンプールへ移動。一泊し、4日目をクアラルンプールですごし、さらにもう一泊。5日目は空港に行き、帰国。とりあえずこんな流れを考えてみた。あとは行き当たりばったり、いつもの自分らしく流れに身を任せてみよう。ホテルを出発。
バスターミナルをみつけマラッカ行きのバスを尋ねると、11:30amが最終だそう。えーと今は。。11:40am!?嗚呼。。


【快適なバスの旅を】
仕方なく、とりあえずクアラルンプール行きのバスを探す。というのもクアラルンプールからマラッカ行きのバスが出ていたのだ。ペナン→マラッカ直通のバスだと7時間。ペナン→KLは4時間、そしてKL→マラッカまでは2時間。乗り換えを考えるとトントンか。。そのコースで行こう。
バス会社のお姉さんからチケットを買うと、「13:00にバスが来る。バスが来たら教えるからここで待っててね」と言われた。あまり言語が通じないこのいち日本人に対する優しさだろうか。ありがとう!今は12:45。もう少しか。
13:00バスが来て、おねえさんが案内してくれた。
バスの運転手に挨拶する。「日本から来たのか?マレーシアは初めてか?楽しんでな!」いい感じのおっちゃんだ。とりあえずどこに座ってもいいらしい。お、3列シート!日本の高速バスより広くていいぞこれは。なぜかシートがポップでシャレオツ。乗客は自分を含めて2人だけ?ひろびろー!快適な移動になりそうだ。出発。


【裏切りの高速バス】
走り出してほどなく気づく。一向に高速道路に乗る気配がない。するとバスセンターのような所に停車した。ああなるほど、まだまだ乗客がいるのか。確かに2人だけじゃ少なすぎるもんなぁ。
と、運転手のおっちゃんに呼ばれる私。「ちょっとここに座っててくれ。」乗車口近くの席ともつかない場所に座らされる。そんな私の前を通ってどやどや乗ってくる乗客たち。なんかおれここにいていいのかな。。心細さがじんわりと胸の内に広がる。
一組のカップルが私の前に立ち止まり、英語で何か話しかけて来た。どうやら「ここは彼女の席だからどいてもらえるか?な?」と言っているようだ。
何か自分は間違いでこのバスに乗っているような気分になってきた私はおずおずと席を譲る。彼女は不安そうに譲った席に座る。困った顔で何か言っている。「この席なんだか濡れているわ。きっとあいつの汗よ。気持ち悪い!」なんて言われているかどうかはわからないが、そんな被害妄想さえ膨らんだ私はさらに端の方で縮こまってしまった。そんな私を尻目に次々埋まって行く席。あれ、これっておれ大丈夫かな?ちゃんとお金払ったのに、まさか降りてくれなんてことはないよな。。
ほとんどの席が埋まった頃、運転手が来て乗客の人数を確認し始めた。
「あれ、貴女はこっちの席だよ、移動して」先ほど席を譲った彼女だ。なんだ、おまえらが間違ってたんじゃん!迷惑そうにおれを見やがって!なんて心の中で毒づいていると「おい君、席が出来たからこっちに座りな」と言ってくれた。とりあえず私の席は確保されたようだ。どうやらキャンセルが入ったのでたまたまこのバスに乗ることが出来たらしい。ほー危ない。キャンセルがなかったらどうしたもんだったろうか。。今度こそ無事KLに向けて出発。

【もう行っちゃえ!】
予定より1時間半遅れでKL、プドゥラヤバスステーションに到着。時間は18:30。マラッカに行くつもりではあったが、この時間にバスは出ているのか?マラッカ行きのバスターミナルがある駅まで電車で移動し調べることにした。ちなみにマレーシアの切符はコインだった。これで改札を通る。

KLのプードゥ駅から電車で20分ほどにある、バンダル・スラタン駅に到着。調べると、マラッカ行き、10分後に出発!おお、ぎりぎり。もう行っちゃえ!ということで、マラッカへ。


【夜中のマラッカどうしよう】
22:00、マラッカのバスターミナル、マラッカセントラルに到着。結構近代的な設備が整っているしお店もそれなりにあるようだが、もう閉まっている。マクドナルドの明かりがなんとも頼もしい。さて、どうしよう。ゲストハウスがいくつかあることは調べていたが、ゲストハウスやホテルのある市街地まではマラッカセントラルから2.5kmほど離れているらしい。うーん、まあ歩くか。そうだな、よし!
と決めた時、「Japanese?」声をかけてくるマレー人。
「ゲストハウスがあるんだけど、来ないか?」・・・怪しい。
怪しい。怪しい怪しい。「パンフレットもあるよ。ドミトリーは15RM」安い。
安い安い。うーんなんだか悪い人じゃなさそうだけど。。
「宿まで来て見て、いやだったらやめればいいよ。おれの車で送るし」
え、市街地まで送ってくれんの!?」よし、ついていきます怪しくても!
「イクゼ!ヘンシン!カメンライダー!」おお、知ってるの?
「パッソ、パッソ、トヨタ!」あ、車、トヨタなんだ。
「ナルトー、カメンライダー、・・・・・」どうやらこの男、日本が好きなようだ。
「ジャパニーズウーマン、キュート!」そうだね。
通りがかりのお店を指差して「マッサージ、キモチイイ、ボディとボディ!」ついでに女の子と下ネタも好きなようだ。


【ラベンダーゲストハウス】
車で10分ほど走りマラッカの市街地へ到着。チャイナタウン近くにあるというその『ラベンダーゲストハウス』に着いた。

中を見てみるとなかなかいい。部屋一面ラベンダー色。紫好きなおれはグッときた。しかも日本人も泊まっていた。少し安心した私は今晩の宿をここに決めた。
部屋に案内され落ち着いていると
「腹へってナイか?」
と声をかけて来たのは先ほど車で乗せて来てくれたスタッフ、アザニ。
「お気に入りのパキスタン料理屋があるんだが、行かないか?」おー、パキスタン料理。行きます!



【紙のようなパン】
マラッカのナイトマーケットを周りながらパキスタン料理屋へ。なんとここ、24時間営業らしい!やるなぁ。日本でも24時間やっているレストランなんかファミレス以外でそうそうない。
注文しようとスタッフにメニューを訊いてみると
「今はあまり作れるものがないんだ」えー!24時間開いている意味ナないじゃないですか!でももう夜中の0時。お客も少ない時間帯なのだろう、品薄になるのもわかる。
「これならすぐできるよ」
と作っているところを見せてくれたのが『ティシューブレッド』という名のパン。じゃあそれをいただきます。

ほどなくしてテーブルに運ばれきたティシューブレッド。うすーーーーい!大きーーーい!ものすごいバターの香り!

一枚のお皿に乗り切らないそれは、バターでテッカテカに輝いており、全体にグラニュー糖がまぶしてある。おうふ。。カロリー高そう。。

手で千切り、一口たべてみる!ん!おいしい!バターの塩分と砂糖の甘みが混じり合い、ほどよいお味に。そしてパリッパリ!
うまいうまい、うまいまい、と食べ進めるもすごい量だなこのバターと砂糖。。
胃がもたれてくる。少し時間がかかりながらも完食。ごちそうさま。

腹も満たされたことだし、宿に帰って明日の観光に備えるとしよう。
3日目はオランダ文化の混ざったマラッカの町並み観光だ。
ゲストハウスの心地よい人の気配に囲まれて、おやすみなさい。

2 件のコメント:

  1. 帰国後、TOUMAIのメニューにマレーシアの風が吹くのを楽しみにしてま〜す!

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  2. bonさん、yukinkoさん、ありがとうにゃ〜!タケトは今のところ、マレーシア料理を全然食べてないから、果たしてマレーシア料理を作れるのかどうか、メロンは疑問に思っているんだニャ〜!

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