猫の「みかん」は大きく背伸びをし、リラックスして眠るように次の世界へ旅立っていった。
家族や友達に反対されながら1人でTOUMAIをつくり始めた頃、たった1匹、みかんだけは彼女の味方だった。
時には彼女のエッセイのネタにされることもあったみかん。
人間に飼いならされた振りをしていたが、鋭い野生の目はずっと変わらなかった。
様子がおかしいと思い始めたのは3月中旬。
同じ場所をぐるぐる回るようになったり、階段から足を踏み外しそうになったり。
失明してしまったのではないかと思って病院へ行くと、失明ではなく腫瘍が前頭葉を圧迫していて、方向感覚や距離感がつかめなくなっているとの診断を受けた。
みかんはいつでも美味しいごはんを食べる為には媚びるけど、それ以外は心を許さない、典型的な猫らしい猫だった。
メロンとは血がつながっていないし、正反対の性格だったけれど、メロンはみかんのことを絶対に忘れないんだニャ〜!!
みかんより最期のメッセージ
「皆さん、野良猫だった私を沢山可愛がってくれてありがとう。
由紀ちゃん、TOUMAIのみんな、ポンカン、メロン、私を家族にしてくれてありがとう。
世界中を旅するのが好きな由紀ちゃんのように、私も旅立つことになりました♪
新しい世界で見るもの、出会う人や猫、そして食べた事のない物を味わうのがとっても楽しみなの!
だから、会えなくなるのはちょっぴり寂しいけれど泣かないでね!
私はきっと新しい世界でも、TOUMAIのような幸せな場所と優しい仲間を見つけて幸せになるから♪
みかんとしての猫生は、皆さんのおかげでとってもとっても幸せでした♡
ニンゲンの世界は辛い事も沢山あるでしょうけど、周りの仲間や家族を大切にすることを忘れずに、生きている時間を精一杯楽しんで、素晴らしい人生を送って下さいニャ〜!!」
20日のミズキ通りフェスタで『頭に腫瘍ができた猫さん』のお話を伺ったばかりでした。
返信削除みかんさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
100歳の猫と暮すBJ様
返信削除みずき通りフェスタでお話させていただいたこと覚えていますよ!
ブログを読んで、コメントまで下さってありがとうございます♪
みかんもきっと喜んでいることと思います。
娘のぽんかんやメロンの日々の事を今後も書いていきたいと思っています。
これからもどうぞ宜しくお願いしますニャ〜!