オランダの首都アムステルダムは、海を埋め立てて創られた街。
現地の人々は「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と言うそうだ。
17世紀の雰囲気を残した美しい運河の街を観光するのには、自転車をレンタルしておくのが最も小回りがきいて面白いという情報を得て、さっそくメロンも駅前のレンタル自転車屋で真っ赤な可愛い自転車を借りた。24時間レンタルは保険料も込みで、約2500円。
オランダは全土が平坦なので自転車は走りやすく、自転車専用レーンや専用信号機もある。
こちらは、荷物や子供を運ぶ自転車。
荷台に子供を乗せて走っている姿を見た時には、アジアで4人家族をスクーターに乗せているのを見たときと同じようなカルチャーショックを受けた!!
最初の目的地は、ヨルダン地区の北教会前の「ノールデルマルクト」。
毎週月曜日は蚤の市、そして土曜日はオーガニックマーケットになっている。
もちろんメロンも宝探しに夢中!
素敵な食器や家具も沢山あったのだけれど、日本に持って帰るのには重くて割れる可能性があり、泣く泣く諦めた物も多い。
ノールデルマルクトで沢山の掘り出し物に出会い、大荷物を乗せた自転車で段差につまずいていると、腰まであるドレッドヘアの青年が、メロンの自転車を後ろからそっと押してくれた。
「Dank u wel!(オランダ語で「ありがとう!」)昔、メロンのペットのひかりも、君のような髪型をしていたんだよ。」
オランダの人々は英語が堪能で、他のヨーロッパ圏に比べてアジア人にも優しい。それはきっと、移民にも寛容だからだろう。
運河沿いを南下していくと、" Katten Kabinet"という猫が描かれた看板があった。
Katten Kabinet
Herengracht 497, Amsterdam
Mon~Fri 10:00~14:00
Sat、Sun 13:00~17:00
中へ入ってみると、静かで綺麗な邸宅になっていて、みかんのようなキジトラの猫がお出迎え。
館内には世界中から集められた猫の絵やポスター、置物が所狭しと並んでいる。
お土産のポストカードやポスターも全て猫!!
日本の招き猫や絵画も沢山展示されていて、猫好きにはたまらない場所となっている。
お腹が空いたので、NEBULAVOさんがオススメのパン屋さんへと自転車を走らせた。
HARTOG'S VOLKORENは、1900年から同じ場所で店を構えている老舗のパン屋。
全粒粉のシンプルな食パンや、チーズのクロワッサンを買ってみたのだが、ジャムやバターをつけなくても、素材の味が活きていてそのままでも美味しい!!
店の奥に工場があり、焼き立てのパンを求めて、開店時間には毎朝行列ができるそうだ。
可愛いお店や、気になる建物があちこちにあり、あっという間に夕方になってしまった。
オランダの店のほとんどは5時頃には閉店してしまう。
結局、美術館に入る時間もないまま駅へ戻って来ると、ひときわ明るい通りがあった。この時期にだけ開かれるクリスマスマーケットだ!
木製の屋台がずらりと並び、パンやチョコレート、ソーセージ、クリスマスグッズが売られている。
現地の人々もクリスマスムードに浮き足立って、キラキラとした子供のような目で店を覗いているような気がした。
クリスマスマーケットを過ぎると、オランダの高級デパート、バイエンコルフもイルミネーションで見事にライトアップ♬
今回は美術館に入って見ることができなかったけれど、きっとまたこの面白い街に戻って来るだろうと、メロンは確信したんだニャ〜!!
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