2014-07-13

メロン in ヤズドニャ〜

イランの中でもメロンの心を1番心をときめかせた街が、古い歴史をもつ「ヤズド」である。

拝火教「ゾロアスター教」の発祥の地として有名な街だが、土壁でできた建物や旧市街の街並みは、砂漠地帯特有の風情がある。

まるで巨大な迷路のように入り組んでいて、遠い異国の昔話にトリップしてしまったような、そんな不思議な錯覚に陥る。


家々を取り囲む高くて分厚い塀や屋根は、日中の暑さを遮断して涼しく過ごすための工夫。

気温が40度でも、乾燥しているので日影に入れば体感温度は下がり、子供達がボール遊びや自転車に乗って遊んでいても熱射病になるようなことはない。


家の扉に付いている「ドアノッカー」も興味深い。
両開きの扉には、男性用として棒状のノッカーと、女性用としてリング状のノッカーの二種類が必ず取り付けられている。

イスラム教では、家族以外の男性に髪や肌を見せてはいけない為、家人はノックの音で来客の性別を判断するそうだ。
旧市街を出ると、緑豊かな都市が広がっていた。

天然クーラーの役割を果たす「風採りの塔」が立ち、
砂漠の辺縁部にあるヤズドに水を供給するため、「カナート」と呼ばれる水供給システムが普及した。

「火」「水」「風」「土」を上手に使い、人々が快適に暮らせるような知恵に溢れた、いい街だ。





ヤズドの宿泊先は、かつて「キャラバン・サライ」と呼ばれ、シルクロードの隊商宿として商人や巡礼者を泊めた宿を改装してあり、まるで砂漠の中のオアシス!

たまたま宿泊した夜に、ホテルでウェディングパーティーが開催されていた。

一般家庭では新婦の家で行なわれることが多いそうなのだが、裕福な家庭では披露宴をホテルで行い、親族、親戚、友人、知人だけでなく、誰でも自由に参加出来るらしい!
ということでメロン達も、もちろんお祝いに参加させてもらった!

会場の中に入ってビックリ!!
普段、髪や肌の露出を禁止されている女性達が、セクシーなドレスを着て、妖艶なダンスを踊っているではないか!

イランでは新郎を含む男性陣と、新婦を含む女性陣に別れ、別々の部屋で宴を開く。
その為、女性達の部屋ではここぞとばかりにドレスアップし、パーティーを楽しんでいたのだった!(写真撮影を禁止されていたので、是非想像でお楽しみいただきたい。)

現地の人々の日常生活に触れることで、新たな角度を見つけ、自分の世界を広げられる。文化とは生活そのものである。素晴らしい異文化体験をさせて貰えた事に、心から感謝したいんだニャ〜!












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