2013-10-10

メロン in 楽園ニャ〜


今回の旅は「ちょっと遅めの夏休み」だったので、
夏らしいことがしたい!と思っていた。
夏と言えば海、海と言えば珊瑚、珊瑚と言えばシュノーケリング!
ということで、メロンが向かった先は「バラス島」。

珊瑚の欠片だけでできた特殊な島で、
風や波によって形が変わったり、満潮時には消えてしまう事もあるので、
「幻の島」とも呼ばれている。
先日の台風の影響で島の位置が東に15m程移動してしまったと聞いて驚いた!

バラス島に上陸すると、足下はゴツゴツ。
波に揺らぐ珊瑚がカラカラと小気味良い音を立てている。
毎年10月頃になると北風が吹くので肌寒くなるそうなのだが、台風後の影響で南風に変わった為に気候が良く、
「台風が来てラッキーだったニャ〜」なんて思ってしまう。


海の中では「ミジュン」と呼ばれる小さなイワシの大群に遭遇した。
気がつくと、360度ミジュンに囲まれ、
まるでメロンも魚になったような気分!!
光を反射してキラキラと輝くミジュンは美しく、うっとり。。。


陸に戻り、お土産に珊瑚を拾っていると、沢山のゴミが目についた。
「立つ鳥、後を濁さず!来た時よりも美しく!」
それが旅猫のモットーだと思っているメロンは、袋一杯にゴミを拾っていた。

するとダイバーのお兄さんが
「ここには日本だけではなくて、海外からのゴミも沢山流れ着くんだよ。
最初は僕達も拾っていたけれど、今は日本のゴミしか持ち帰らないんだ。」

しかし、どうしても腑に落ちなかった。
綺麗な方が良いではないか!
ビーチクリーンは、どこの海岸でも実施されているのに!

宿に戻ってから、西表島のゴミ事情について調べてみて、納得した。
海岸に漂着したゴミの半分は発泡スチロールやプラスチック製の漁具等で、これらは産業廃棄物に分類される。
産業廃棄物はを処分するには産業廃棄物処分業者へ委託することが政令で定められていて、八重山諸島では石垣島にしかない。

地元住民にも海岸をきれいにしたいと思う人は沢山いるけれど、拾い集めたものを処理するには産業廃棄物業者に有料で処理してもらわなければなならず、漂着ゴミの量を考えると、もはや住民だけで解決できる問題ではないのだ。

島の人々はこの美しい自然を守りたいから、
ゴミを出さない工夫をしたり、シャンプーや洗剤を自然に優しいものにしている。
でも、周りの人間達も同じように心がけなければ意味がない。

年中観光客が途絶えない沖縄の島々。
楽園が楽園であるために、何ができるだろう?
もう無関心ではいられないんだニャ〜!

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